マイノリティで生きる

26歳会社員バイの毎日を綴ります。

同性への初恋

時間のあるときにもう一記事を書いておこうと思います。


私はいつ、どうして同性を好きだと感じたのかを今回は書きたいと思います。同性への初恋のタイミングは高校生2年生です。


小学生・中学生のころは至って普通でした。そして自分で言うのもおかしいですが、女の子にめちゃくちゃもてました!! 私は大人しく、特に目立つことのない生徒でしたので、今考えても不思議な時期です。


高校受験で、私は小中とは少し離れた共学の高校を受けました。中学の同級生は学年で三、四人はいましたが、クラスは離れ、人見知りな私は不安がいっぱいでした。


入学初日、クラスのほとんどの子はクラス内に顔見知りがいるようで、私は萎縮してしまっていました。「話しかけなきゃ!一人ぼっちになっちゃう」という焦りもありました。


そんな私を見かねてか、斜め前に座っていた少し体格ががっちりした男の子が話しかけてきてくれました。このときに何を話したか覚えてません。でも不安が一気になくなったのを覚えています。その男の子は中学時代は「生徒会長」「バスケ部キャプテン」という、スクールカーストのトップに立つことのできるチート的な役職をしていることが後々でわかってきました。


私と釣り合わないそんな彼が、高校に入って1番初めに仲良くなった友人です。そして、もうおわかりでしょうが、彼こそが同性の初恋の相手だったんです。一目惚れではなく、一過ごすうちに惹かれていきました。


高校1年生の頃はずっーと一緒にいました。部活は彼がバスケ部、私は文化部で異なりました。お互いの部活が終わるのを待つほど、ほんとに仲が良く、向こうも積極的に遊びに誘ってくれました。

この初恋の分岐点は高校生2年生の夏休みです。


夏休みに2人でディズニーランドに行く計画を立ててました。こんなごつい彼がディズニーっていうのもなんか面白いなーと思いつつ、2人で行けるのを楽しみしてました。


実は夏休みに入る少し前、高2の5月くらいから、既に自分の彼への恋心が芽生えていたんですよね。でもその恋心を簡単に認めることはできなくて、そんなはずないって思うようにしてました。実際ディズニーに行った際は、ドキドキしていて、バスの中から本当に楽しくて、仕方ありませんでした。
恋してるんだなって思いました。ディズニー自体は特に問題はありませんでした。問題はそのあとです。


夏休みが開けて、二学期が始まると、彼がクラスで「みやと一緒にディズニーに行った」という話題をとにかくするのです。多分普通にノンケからしたら、何のことない、ただの会話だったんだろうなと思います。ただ、そのときの私はすごい恥ずかしい気持ちになりました。私が彼に好意があるため、「周りの子はどう思ってるんだろう。男2人で行くのおかしいって思ってるのかな」などと言ったおかしな目線で考えてしまったのです。


私は二学期から何となく、彼と居づらくなりました。完全に私の心の中だけの問題でした 。自分の恋心を他人に見破られることが怖くて。彼と距離を置いて、別の友達と過ごすようにしたり、とにかく2人きりでいることだけは避けました。


彼は「またどっかいこうよ!ディズニーでも!」とか話しかけてはくれていましたが、またおかしな目で見られてないかと不安になってしまいました。


それから、どんどん私から距離を置き、関係は疎遠すぎる関係に。高校卒業するときには、ほとんど連絡もしない関係になってしまいました。


今でも馬鹿なことをしたなと思います。友達でもいいから、側にいたかったなと。親友だったのになと。そしたら、また今は変わっていたんだろうなと。


初恋の彼に似た人を見かけ、ふと過去を思い出してしまいました。初恋の人は忘れられないものですね。今でも大好きです


それでは、おやすみなさい。